「みっともない」から「もったいない」へ

春先は、野菜の生育も旺盛。
コマツナにカブ、ハクサイ、大根など、出荷し損なった野菜たちが
次から次へトウが立ち、花を咲かせはじめます。

プロの農家にとっては、これは恥ずかしいこと。
さっさと引っこ抜いて片付けてしまいたいところですが、

わが細君曰く、
「もったいないから、菜花として直売しちゃいましょう。」

小生曰く、
「そんなみっともないこと、プロとしては許せない。さっさと処分してしまおう。
それに、菜花は専門の種を播き、収穫したものが本当の菜花」

細君曰く
「なにいってるのよ。これだってコマツナは（こまつなばな）、
カブは（かぶなばな）として表示して販売すればいいじゃん！。
それぞれ微妙に味の違いがあって楽しいよ。」

結局、トウ立ち菜花は細君が勝手に収穫し、
我が家の庭先やＪＡ直売所、スーパーなどで販売してしまいました。

これが、思わぬ人気で・・・・

どうやら「みっともない」より「もったいない」に軍配は上がったようです。
亭主のメンツ丸潰れ。
細君の高笑いで、夕げの食卓が盛り上がった次第です。
おあとがよろしいようで・・・<(_ _)>

写真は、チンゲンサイの花です。